睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っているときに、「無呼吸（10秒以上呼吸が止まること）」の状態が1時間あたり5回以上、または、7時間の睡眠の中で30回以上ある場合に診断される病気です。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
英語でSleep Apnea Syndromeといわれ、SASと略して呼ばれることもあります。

下記の症状がある方は当院にご相談ください。

• 就寝中の意識覚醒の短い反復、およびそれによる脳の不眠
• 昼間の耐えがたい眠気
• 抑うつ
• 頻回の中途覚醒 集中力の低下
• （家族などが気づく）睡眠時の呼吸の停止
• （家族などが気づく）大きな鼾（いびき）など
• （家族などが気づく）夜間頻尿（2型糖尿病になりやすくなる）
• 起床時の頭痛
• インポテンツ（女性の場合は月経不順）
• のどが渇く
• こむら返り
• 糖尿病性昏睡

治療について

症状にあわせて、CPAP装置を使った治療や、マウスピースを使った治療を行っています。CPAP装置につきましてはどちらのメーカーにつきましても対応致します。

当クリニックで新たに検査・治療をご検討中の患者さんについて

当クリニックはフィリップス社と業務委託をしており、新規で検査・治療を行う場合はフィリップス社提供の機器をご提案します。簡易検査では、ウォッチパット300を使用予定です。この機械の特徴としては指先・腕での検査が可能となっており鼻カニュラの使用が不要です。

治療が必要と判断された場合は、二相式気道陽圧ユニットである“ドリームステーションBiPAP Auto”の使用を検討します。より自然な呼吸になるように機械が呼吸を補助することで、従来型の治療機器であるCPAPから“BiPAP Auto”に切り替えた患者さんの治療効果や装着時間の改善に貢献したという結果があります。